フィッツ・ロイで有名なエル・チャルテンへ キャンプサイトで働きながらトレッキング三昧

フィッツ・ロイで有名なエル・チャルテンへ キャンプサイトで働きながらトレッキング三昧

チリのオヒギンズから国境を越えて、アルゼンチンのエル・チャルテンへやってきました。エル・チャルテンはアルゼンチンのトレッキング好きが集まる場所。

フィッツ・ロイという山はご存知でしょうか?あの有名なアウトドアブランド「パタゴニア」のロゴのモデルにもなっている山です。

ここで幸運な事に町から12km離れた場所にあるキャンプサイトで、ボランティアとして働きながら美しい自然の中に滞在していました。

 

エル・チャルテンに3週間 キャンプ場で3人の愉快な仲間と楽しく働く

ボランティアとして働いていたのは、エル・チャルテン中心部から北に12km離れた場所にあるキャンプ場「ボナンザ」です。レストラン併設で子供が遊べる遊具、バーベキューができる設備もあって、ファミリーでも楽しめるキャンプ場。

ここで朝2時間ほど、トイレやシャワーの掃除やごみ集めなどを手伝う代わりに無料でキャンプさせてもらっていました。

自分のテントで寝泊まりしていましたが、ベッド用のマットレスを借りてテントの中に設置していたので快適。キャンプ場のすぐ近くには川が流れて絶景が。キャンプ場に来るゲストの人々達との時間も楽しかった。

そして何より良い思い出が、3人の一緒に働いた同僚たち。アレハンドラ、エリック、パブロの愉快な仲間たち。彼らのおかげでエル・チャルテンでの思い出が忘れられないものになりました。

アレハンドラはウルグアイ出身、エリックとパブロはブエノス・アイレスの出身。去年も夏のキャンプ場がオープンしている期間だけ、ここで働いていたよう。

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川が増水してキャンプ場が浸水したり、毎日トイレは詰まるし、ポンプは壊れるし、大きい木が倒れたりと色んなハプニングがあったのも、今では笑える思い出。

毎朝トイレとシャワーの掃除を終えると、ミルクコーヒーとトーストを準備してくれていて、朝食を一緒に食べる。昼はトレッキングをしていたり、街にいたことが多かったけれど、夜ご飯は順番に料理して、毎晩一緒に食べていた。食事にはいつもビールやワインがお供。

ガス節約のため、毎回キッチン内にある巨大な囲炉裏で火をおこして料理していたのがおもしろくて懐かしい。三人ともを中華鍋を使っての料理が大好きで、何回もやった。特にパブロは醤油が大好きで、町からでっかい醤油のボトルを料理のために買ってきたときは、大興奮。

たまにおいしい肉やチョリソーを買ってきて、バーベキューもやった。アルゼンチンに帰ってきたとなれば、おいしい肉は欠かせない!時折彼らの友人たちが遊びに来たり、ゲストと仲良くなって一緒にバーベキューをしたりも。

他にもボナンザで働いているとメリットが。例えば、有料のトレッキングコースもボナンザで働いてるというと全て無料でいけちゃったり。近くにある個人所有の土地も歩かせてもらったり。そこからは川を挟んで最高のフィッツロイの風景が見える。

天気のいまいちな日にはエル・チャルテンの町に遊びに行ったりもしていました。その中でもWifiを使う場所、アウトドア用品を購入できる場所、クラフトビールが飲めるバーなど、オススメ場所を地図上で紹介しておきます。

まずアウトドアショップの”Vient oeste”。エル・チャルテンで一番安心して買い物できる店です。Salomonの靴はブエノスアイレスと同じか安い値段で売っていました。

続いて”Bar Fresco”。ここでは安くおいしいクラフトビールが飲めます。仲間とよく通っていました。おすすめです。

最後に”Lo de Haydee”エル・チャルテンで一番Wifiが早いと思います。カフェとパン屋も併設しているので、座りながら作業できます。長時間居座っても文句言われたことありません(笑)

エル・チャルテンを訪れた際は、ぜひ行ってみてくださいね。

町に行く用事もなく、仕事が落ち着いて時間がある時は、キャンプ場内にある川沿いでマテを飲んだり、ビールを飲んでのーんびり。素敵なエル・チャルテンでの時間と思い出をありがとう!

エル・チャルテンでトレッキング三昧

さすがアルゼンチンのトレッキング・キャピタルであるエル・チャルテン。この町をベースに簡単なコースから、超上級者まで数々の美しいトレッキングを楽しむことができます。

ここでは私がトレッキングを楽しんできたコースを紹介したいと思います。トレッキングに必要な時間は人それぞれなので参考程度に。

フィッツ・ロイとラグーンの景色が美しい「Laguna de los tores」コース

まずはエル・チャルテンで一番人気のトレッキング。美しいラグーナをはさんで、フィッツ・ロイの絶景をすぐ近くで見られるビューポイントまで歩くコース。

スタート地点はエル・チャルテン町外れから。ビューポイントまでの時間は4時間ぐらい。途中にある無料のキャンプサイト「Laguna Capri」と「Poincenot」を経由していきます。どちらのキャンプサイトも無料です。

登山口からはしばらく登りが続きますが、1時間ほど歩き「Laguna Capri」を通過するころから、フィッツ・ロイが姿を現します。

ここからはずっとフィッツ・ロイを正面に見ながらのトレッキング。どんどんフィッツ・ロイに近づいていきます。「Laguna Capri」を越えたころから、なだらかな道が次のキャンプ地「Poincenot」まで続きます。

下の写真は「Poincenot」の少し手前です。ここで水を補給。パタゴニアでは、川からおいしい水を補給できるので大量に水を携帯する必要はありません。

朝日に照らされた、赤いフィッツ・ロイを見るためには「Poincenot」で1泊キャンプし、翌朝ビューポイントまで登ります。

「Poincenot」から最終目的地のビューポイントまでは、急登が続きます。急登を登るのに苦しんでいる人々を「もう少しだよ!」励ましながら登っていくと、憧れのフィッツ・ロイの絶景はすぐそこに。

最後の丘を登りきると、一気にラグーンの青に吸い込まれます。そして背後にはどかーーーんと天にそびえ立つフィッツ・ロイ!

ここから丘の下に下り、ラグーンまで行くこともできます。天気の良い日だったので、トレッキングを楽しんでいる人で溢れかえっています。

泳いでる人いたり、寝そべっている人がいたり、それぞれ思い思いの時間をフィッツ・ロイと過ごしています。私は裸足になって足をラグーンのひんやりとした水に浸し、ただポカーンと口をあけて景色に見入っていました。

周りを見回していると、ふと見つけたのが、フィッツ・ロイを正面に見て左手にある小高い丘。誰か登っている人もいる。気になったので登ってみると、また違った風景が。

ビューポイントからは見えなかった、「Laguna Socia」と、そこに水が氷河から滝のように流れ込む姿を見ることができます。すごい迫力。

2時間ぐらいビューポイントでのんびりした後、景色を目に焼き付けながら戻ります。まっすぐ来た道を戻ってもいいのですが、私は北方向(Hosteria Pilar)に向かう別の道から帰りました。

Hostel Pilarは町から14kmほど離れているので、そこからはヒッチハイクする必要がありますが、トレッキングルート上からは、Gracier Piedra Blancaを見ることができます。

暑い日だったので、氷河から雷の音のように氷河が崩れる音が時々聞こえてきました。パタゴニアの大自然。

Torre Gracierの景色が美しい「Mirador Maestri」コース

さて続いては、「Laguna Torre」と「Mirador Maestri」を訪れるコース。「Laguna Torre」までは3時間、氷河のビューポイントまでは4時間かかります。

登山口はエル・チャルテンの町の外れから。フィッツ・ロイのビューポイントに行く登山口とは別です。

天気はいまいちでしたが、「Laguna Torre」からの景色はこちら。氷河が崩れ漂流してきた、氷塊を見ることができます。

ここからさらにラグーンを正面に見て右側の丘を、ラグーンを左に見ながらさらに奥に1時間ほど登っていくと「Mirador Maestri」ビューポイントに到着します。

ここからは雄大な「Torre Gracier」氷河の姿を見ることができます。

360度のパノラマが楽しめる「Mirador Tumbado」コース

天気が良く、時間があればおすすめなのが「Loma del Pliegue Tumbado」です。頂上からはフィッツ・ロイを含む360度のパノラマ風景を楽しむことができます。

登山口は「Visitor Centre」から。町から近いので、歩いて行けるので心配なく。頂上までは片道で4時間かかります。頂上からの景色は、こんな感じです。

経験者向け?絶景の氷河が広がる「Paso del cuadrado」コース

最後に紹介するのが、一番の私のお気に入りのコース「Paso del cuadrado」です。1800m付近まで登りますが、ギリギリでアイゼン無しでも辿り着けます。

登山口は「Rio Electrico」にかかる橋の手前からです。エル・チャルテンからは北に15kmほど離れた場所です。タクシー、バスを使うか、ヒッチハイクで行きましょう。これは登山口の写真です。登山口の時点で絶景という。

ここから、まずは山小屋「Piedra del Fraile」まで向かいます。登山口からここまでは、平坦で美しい森の中を歩いていきます。

山小屋「Piedra Fraile」に到着すると、安全のため個人情報を登録する必要があるので受付に向かいます。ここは個人所有の土地なので、通行料として公式上300ペソ支払う必要があります。

「Paso del cuadrado」に向かうには、ここで1泊キャンプして翌日一気に登るか、3時間ほど急登を登った先にある無料キャンプ場「Piedra Negra」でキャンプします。どちらもおすすめです。

私の場合は「Piedra Negra」に向かいました。急登を休憩しながら登っていきます。谷の奥の方の景色も美しい。ちなみに「Piedra Fraile」から、写真の奥に見える氷河へ、そしてさらにその先を訪れるトレッキングコースもあります。

標高が高くなってくると、大きな岩がゴロゴロ転がった岩場が続きます。まだまだ登ります。

登って、登って、登って、やっとのこさキャンプ地に到着します。そこには大迫力の景色が。さっそくラグーンの畔にテントを設置します。

ここからはロッククライミングをできる場所がたくさんあるので、クライマーにもたくさん出会いました。1週間ほどここに泊りながら、天気の良い日を狙って、色んな場所を登っているよう。

その人たちに、ここならアイゼン無しでも、ロープ無しでも何とかなるよと教えてもらったのが、「Paso del cuadrado」です。雪渓の先に見える丘を登りきると、絶景の氷河が見えるらしい。「絶対行ったほうがいい!」と。

どんな景色が待っているのか、期待に胸をふくらませながら、眠ります。

翌朝。天気も悪くない。風もない。

ゆっくりと登頂を開始します。

雪の質も柔らかく、グリップできるので、気をつければ滑る心配もなし。

しばらく登り、キャンプ地を振り返ります。薄い水色をしたラグーンの手前がキャンプ地ですよ。寒かったけど、最高のロケーションです。

雪渓を越え、岩場に。

両手を使って、よじ登るように最後の急登を登りきると、、、わぉ、、、なにここ。

山の谷間に流れ込む氷河を、何と上から見下ろしている。初めて氷河を上から見たよ。これぞ感動する自然の風景。

フィッツ・ロイも良いけれど、ここ「Paso del cuadrado」もおすすめですよ!感動間違いなし。

 

おわりに

最高に楽しかったエル・チャルテンでの滞在。一緒に働いたアレ、エリック、パブロ。キャンプ場のオーナーのフェデリコにレベッカ。出会った全ての人に感謝。

今度エル・チャルテンに戻った時は、ハーネスが借りられず行けなかった「Vuelta al Cerro Huemul」4日間のトレッキングをやりたい。

あ、そうだ!ここからトレス・デル・パイネに働きに行く途中で、エル・カラファテでペリトモレノ氷河も見てきました。

 

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