緑あふれるヒッピーの町エル・ボルソン滞在

透き通った緑色にも近いブルーが上流から流れている「Rio Azul」。そのザァーという心地いい音色と、テロ―という鳥が鳴きながら飛びまわるのを眺めながら、ハンモックに寝そべり、マテ茶をすする。アルゼンチン楽しんでいます。

 

エル・ボルソン 現地在住日本人宅でボランティア生活

現在滞在しているのは昔(現在も)ヒッピーが集まる町であるエル・ボルソン。自分たちで無農薬野菜作りをしたり、手工芸品をつくるアーティストや職人が多く滞在しています。町を歩けば自然素材でできたエコ・ビルディングを見かけることも珍しくありません。

エル・ボルソンで週末に開かれるマーケットでは、彼らの制作した様々な手工芸品や自家製野菜はもちろん、はちみつやジャムなども購入できます。滞在していて楽しいコミュニティだなーと感じます。

町自体も標高2000m近くある山に挟まれた谷間に佇んでいます。そのため町は緑に溢れ、町のすぐそばには川が流れ、美しい山や湖に行けるトレッキングコースもたくさん。

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そんなエル・ボルソンですが、日本人の方々も数えるほどですが住んでおられます。3週間ほどお世話になった樹央さんもその内の1人。Rio Azul(アズール川)沿いに自分で建てた木の家で有機野菜を育てながら、日本を離れこの地で生活を送っています。

15歳で日本を出てカナダへ。カナダの先住民の人々と共に10年近くも共に生活を共にしていたというおもしろい人。音楽好きでDJやラジオの仕事もしたり、建築の仕事もできる人で、一緒にいて楽しくて、学べることがたくさん。

ヒッチハイクでバリロチェからエル・ボルソンに来たのだけれど、たまたま樹央さんの友人でマプチェ族のナチョがピックアップしてくれました。「彼なら友達だから家まで乗せて行ってやるよ」と、ラッキー!

久しぶりに日本人の方と長期間生活を共にしているけれど、同じ文化の出身ということで自然に分かり合える部分もあるし(勝手に思っているだけかも)、すごく居心地がいい。久々に日本食も食べさせてもらっているし、日本語の本もある―!!

樹央さん自家製の梅干しや、同じくエル・ボルソンに住まれている時雄さんが作った自家製味噌までいただいて。ちなみに時雄さんは陶器まで自家製の窯で作っている。すごい。そんな生活憧れてしまう。

樹央さんは6ヶ月間エル・ボルソンを離れて日本に滞在していて、最近戻ってきたばかりなので、春を迎えた今は野菜作りのためにすることがたくさん。しばらくの間そのお手伝いをしていました。

樹央さんの家はエル・ボルソンの町から徒歩で一時間かけて丘を越えた場所にあります。毎週1回はエル・ボルソンで食料調達。野菜や必需品をバックパックに詰めて、峠道を越えていきます。車もなかった時代はこんな風に荷物を運んでいたのだろうなー。

峠道を越えて到着したのは自然の中に佇むログハウス。水は家の裏側に湧水のように飲み水が流れています。その場所は「水神様」と呼ばれており、そこに寄生するようにたくさんのホースが。水神様は樹央さんの家だけでなく、近所の家にもおいしい水を供給しています。

家の近くにはRio Azulが流れていて、目も心も癒される最高のロケーション。夜になると、満点の星空を眺めることもできます。

家内にはのれんがあったり、日本風の雰囲気になっていて、もちろん土足禁止。夜中は冷えるので、薪ストーブを使って温めます。最初の仕事は薪を作るため、薪割りから開始。大きめの薪をぶった切るコツも伝授してもらいました。

次は野菜畑を作るために、至る所に生えて土地を侵略している野ばらを根っこから取り除いていきます。その野ばらの新芽を天ぷらにすると食べられるという事で食べてみました。知らないだけで、色んなものが食べれるんだな。

野ばらを取り除いた、土地を耕して畑を作ります。掘り起こして、細かく砕いて、雑草を抜き取って、ふわふわにした土を整えて完成。畑を作るところから仕事をしたのは初めてなので、良い経験になったなー。そこにはニンジンやダイコン、そら豆の種を植えました。無事にぐんぐん育ってくれると良いけれど。

シイタケづくりも開始。山から原木をとってきて、シイタケ菌を打ち込んでいきます。ただ原木がシイタケづくりに適した種類かどうか分からないので、うまくいくのかどうか半信半疑。結果がわかるのは少なくとも1-2年後。

野菜の苗を育てるための土も準備。森の地面、落ち葉の下の栄養分の高い黒土を表面から少しだけ集めてきました。それに土地にある土を混ぜて育苗用の土を準備。トマトやきゅうりなどの種を植えました。無事に芽が出てきていています。

家の裏側にある森から、ビニールハウスや部屋を増築するための木材も調達したりも。日本に帰って田舎暮らしを始める時のための良い経験に。

仕事をやり終わった後は、おいしい食事。期央さんが作ってくれたニラレバ丼、ミラネッササンドイッチなどが旨かった。時雄さんの味噌を使って、味噌汁を作ったり、出汁をとってだし巻き卵を作ったり。ひっさしぶりの日本の味を満喫。食器も陶器で、お箸を使って食べて、緑茶を飲んで、本当に一時的に日本に戻ってきたよう。

時間がある時には、周辺を散歩。徒歩3分で美しいアズール川(Rio Azul)に到着。川は透き通った青色をして輝いています。ここではカワセミを発見。カワセミですよね?

一度、樹央さんに「良い天気だし、泳いでみるか!」と誘われ、川で沐浴してみたけれど、氷河もある山の上流から流れてくる雪解け水は超冷たい。でも一度頭のてっぺんまで川に入ってしまえば不思議と体がポカポカしてくる。近所の子供が「こいつらマジか?」というような目で眺めていたけれど、気にしない。

Refugio Hielo Azulへのトレッキング

Rio Azul(アズール川)沿いに北に歩いていき、吊り橋を渡るとRef. Hielo Azul(1300m)やRef. Natacion(1500m)、さらに遠くまでも、日帰りから数日間までトレッキングもできます。

川の下流である標高300mから、標高1500mへと登っていくので、どんどん景色や生息している植物、木々などが変化していって、すごく楽しいトレッキングです。

途中で赤い頭をしたキツツキや、緑色と赤色をした美しい鳥にも遭遇しながら。美しいパタゴニアの森や川に心も澄んでいくよう。

Ref. Hielo Azulまで辿り着いた時には、かなりの積雪が。さらに奥の氷河が見える場所まで行きたかったけれど、雪崩が起きる可能性が高いので行かないで下さいと止められ断念。そこで予定を変更し、Ref. Nacionを訪れました。

標高が200mほど上がるので、道中は膝まですっぽり埋まるほどの積雪がありました。時には足がズボっとはまって膝ぐらいまで雪があることも。ただ雪の上を歩くのは楽しいし、雪の白色にCoihueの木のカラフルな色がポップで楽しい。

ラグーンもまだまだ雪に覆われています。エッジの部分が少しずつ溶け始めて薄い青色になっています。きれいだ。誰もいない。しーんと静かな音がする。冬の森の音色。

山小屋の近くなり、この辺りのCoihueの木にはキノコが生えていました。生きた木に生えるキノコ。このキノコは食べられます。誰もまだ採りに来ていないよう。たくさんありました。

さあRef. Nacionに到着。誰もいませんでしたが、代わりにかわいい猫ちゃん達が歓迎してくれました。かわいい。山小屋近くの湖はまだ大部分が雪に覆われています。今の時期しか見られない風景。

 

おわりに

週末には樹央さんがDJをする事になったクンビアのイベントに参加したり、期央さんの友人のピザパーティに参加したり。期央さんのおかげで、すごく楽しい時間を過ごさせてもらいました。

エル・ボルソン良い場所だったなー。また再訪できると良いけれど。

エル・ボルソンを離れた後は、20kmほど離れたラゴ・プエロに滞在していました。アルゼンチンのこの地域は緑に溢れていて本当に美しい。ラゴ・プエロでの経験については、また次回の記事で。

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