[エクアドル] アンデス高地から、エクアドル北西部の海岸沿いエスメラルダスへ

[エクアドル] アンデス高地から、エクアドル北西部の海岸沿いエスメラルダスへ

コタカチのクリキンディ・パーマカルチャーファームで、ボランティアとして働いていた2ヵ月間。10日間の休日を頂いて、エクアドル北西部のエスメラルダス地方まで小旅行。

アンデス高地から、インタグバレー、熱帯雨林を越えて、太平洋までの旅。エクアドルは小さい国ですが、地域によって全く異なる文化を持つ人々が住む。それを実感した旅でした。

 

インタグ・バレーを越えて、プエルト・キトへ

前回の記事で紹介したインタグ・バレーを越えて、さらに標高の低い熱帯雨林プエルト・キトへ。インタグのアプエラという町から、まずはシエロ・ベルデへヒッチハイク。バスも1日に3本ほど出ています。値段は3ドル。

舗装されていないガタガタの道を、バナナの集荷に来たトラックに乗せてもらって。その次はたっくさんの子供たちを乗せたスクールバスで。土砂崩れで道がふさがれていたりと、アクシデントがありつつもシエロ・ベルデへと到着。

シエロ・ベルデからはバイクの後ろに乗せてもらって、マシュピの森を抜けて、プエルト・キトへ到着。ここまで来ると気候は亜熱帯気候。皮膚にまとわりつくような湿った暑さを感じる。

到着したプエルト・キトでは、カウチサーフィンでお世話になる素敵な家族と待ち合わせ。プエルト・キトで出会った後、家のある郊外へと一緒に向かいました。

熱帯雨林の中にある素敵な家。家の周囲にある畑にはマンゴー、パパイヤ、アボガド、カカオ、バナナ、ユカなどが。最近始めたというティラピアの養殖池も得意げに見せてくれました。

家に招待してくれたホスト家族の人々もめっちゃ親切で、「エクアドルの料理は美味しいから、色んな料理を味わって!」と滞在中色んな料理を食べさせてくれました。

ユカを細かく削って、ハッシュドポテトのような感じにして、中にチーズを詰めて油で揚げた料理。ティラピアをバナナの葉で包んで蒸して作る料理。

ニンニクとマスタード、クリームで作ったソースに、小エビを炒めて絡めた、小エビのアヒージョ。調理用バナナを茹でて潰して、小さなハンバーグ型の形にして油で揚げるパタコネス。

あーどれも美味しかった。エクアドル料理は、アンデスよりも太平洋沿いの方が美味しいな。

美味しいご飯をご馳走になった後は、家の周囲にある熱帯雨林へ歩きに連れて行ってもらったり、

家のすぐ近くにある、きれいな川に泳ぎに行ったり。日本の真夏日のような、うだるような暑さ。そんな気候なので、川にざぶーんと飛び込んで泳ぐのは最高に気持ちいい。

そしてある日、ホストファミリーが見せてくれたのは、敷地内から出土した陶芸品。

インカ帝国以前の文化、ユンボ族の時代の陶芸品だという。

滞在中に、彼らの飼い犬の一匹がかわいい子犬たちを出産した瞬間に立ち会えたのも、ラッキーだった。

最初に3匹がポンポン出てきて、その後は半日かけてゆっくりと1匹ずつ。最終的には合計で10匹の子犬たちを出産。

生まれたての子犬たちが「ミャーミャー」と鳴いて、這いまわる様子は愛らしかったなー。

滞在中に美味しい料理を振る舞ってもらったお返しに、こちらも日本っぽい料理を調理。

茹でた米粉ヌードルに、小エビと野菜をオイスターソースで炒め、片栗粉の代わりにユカのデンプンを粉にしたものでとろみをつけて、あんかけ焼きそば風に。

みんな美味しそうに食べてくれて良かった!翌日からレストランのメニューに加えるそう(笑)

こういう風に旅をしていると、やっぱり旅の一番の醍醐味は人との出会いだなーと思う。世界中で色んな出会いをしてきたけれど、今までお世話になった全ての人に「出会ってくれてありがとう」と言いたいような気持ちになる。

太平洋に到達 エクアドル北西部エスメラルダス地方

プエルト・キトで滞在させてもらっていた家族に別れを告げ、今日は海沿いの都市エスメラルダスへ向かう。

ヒッチハイクで親切な人々に車に同車させてもらいながら、最後は賑やかなトラックの兄ちゃんたち3人組にエスメラルダスまで乗せてもらった。

ここでも、エスメラルダス内にある病院でお医者さんをしているアドリアンの家に、カウチサーフィンでお世話になった。

ここエスメラルダス地方は、アフロ・エクアドリアンと呼ばれる人々が多く住む地域。彼らの起源は、スペインがエクアドルを征服した時に奴隷として連れてこられたアフリカの人々。

街を歩いていると、アフリカ南部を少し旅した時と似ているような雰囲気。夜になると、たくさんの人が家の玄関前にでて、隣人たちとお喋りしたり、大音量で音楽をかけて賑やか。

ここエスメラルダス地方の郷土料理は、エンコカド(Encocado)。エビやイカなどの魚介類をココナッツベースのニンニクや玉ねぎで作ったソースで煮込んだ料理。これが最高に美味しい。

エクアドルは小さな国だけれど、地域によって別の国のような異なる文化を持つ人々が住んでいる。多様性に富んだ国。海沿い、アンデス、アマゾン。移動距離が少なく、様々な異なった文化圏を旅できるエクアドルは魅力的な旅先だなーと思う。

エスメラルダス滞在中に、近隣の小さな村々も訪れて見た。訪れたのは小さな漁村スア村とプラタノ・デ・エステロです。どちらの村もエスメラルダスのバスターミナル発のバスに乗り込み、簡単に辿り着けます。

まずはスア村から。スア村は海に面したのーんびりとした漁村。すぐ近くの観光地アタカメス(Atacames)は、マンションやアパートメントが建ち並ぶ賑やかな場所ですが、スア村はそれとは正反対のゆっくりとした場所。

こちらがアタカメス。

こちらがスア村。

スア村の住人の多くが漁業を生業としている。お昼前になると多くの人々が海から船で村に戻ってきた。その後彼らが向かったのは、村の魚の集荷所と思われる場所。

そこには魚だけでなく、村の老若男女が集まっていて、ビールを飲みながらワイワイしていた。村の人たちもフレンドリーで「この村は丘の向こうのアタカメスと違って、こんな風にのんびりしているのが良いんだよ」と。

浜辺から少し内陸部に入った場所には、海水が流れ込みマングローブ林が広がっている。そこは村人たちの大事な船着き場あり、ある人は魚を獲り、様々な海辺の野鳥が生息していた。

新鮮な魚料理を村の食堂で味わった後、アタカメスまで続く丘に登ってみた。

そこから海を眺めて、「久しぶりに海に帰って来たなー」と感じながら、波の音に身をまかせる。

しばらくすると呼吸と波のリズムが自然と重なってくる。山も森もいいけれどやっぱり海もいい。

翌日向かったのは、エスメラルダスからスア村を経由して、さらに南にあるエステロ・デ・プラタノという、小さな小さな漁村。

昨日訪れたスア村よりもずっと小さい。こんな小さな村独特の、のんびりした空気や村人たちが形作るコミュニティの雰囲気から、何ともいえない居心地の良さを感じる。

ちょうど村に着いた時間帯が引き潮のタイミングだった。海は浜辺から遠く、岩がむき出しに。

剥き出しになった岩のくぼみには、ところどころ海水が溜まったプールが。そこにはヤドカリやタコ、ウニ、カニ、エビ、貝類など様々な生物が。

村人たちも、このタイミングで浜辺へ出て、今夜のおかずを探しているよう。彼らが手にするバケツにはタコやエビが入っていた。

内陸部には海水と淡水が混じり合っているだろう川が流れている。そこでは人々が泳いだり釣りをしていたり。

午後12時前、海辺には数隻のボートが漁から帰って来た。船には鯛などの魚、大きなカニなどが。

漁から帰ってきて仕事が終わるのかと思いきや、漁に必要な網の修理を丁寧に始めた。村にのんびりとした雰囲気があるといっても、人々はハードに働いている。

それでも仕事が終わって昼食を食べた後は、たっぷり余暇があるようだ。

ハンモックに寝そべったおばちゃんと、1時間30分ほどゆっくりお喋りしたり。近くのテーブルでは男たちが、ビールを飲みながらカードゲームをしている。

1時間あれば村中すべて歩けてしまうような小さな村。だけれど気がつけば丸一日過ごしてしまった。人も温かく、もっと時間があれば、2週間ほどのんびり滞在したいと思えるような心地よい村だった。

おわりに

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