カンチャケにてマリア一家に居候 バナナとコーヒーに囲まれて

カンチャケにてマリア一家に居候 バナナとコーヒーに囲まれて

しばらくの間、ペルーの北海岸沿いを旅した後、再びアンデスへ。といっても今回は標高1200mのカンチャケ(Canchaque)へ。

ここでカラスでお世話になっていたフェリックスの友人であるマリア一家の家にお世話になることに。

 

カンチャケでマリア一家に居候

ピウラを出発する前に一仕事。カラス(Caraz)のフェリックスから「カンチャケでお前がお世話になる家に住む女の子の誕生日がもうすぐなんだ。サプライズとして誕生日ケーキをカンチャケへ届けてくれないか?」と頼まていたのを思い出す。

ピウラの町でイチゴのクリームとチョコレートでかわいくデコレーションされた誕生日ケーキを購入して、カンチャケ行きのバスに乗り込む。さすがに誕生日ケーキを持ちながらのヒッチハイクはやりません。

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カンチャケは、緑が豊かで美しい場所。標高が1200mとそれほど高くない事から、気候も温暖。コーヒーやバナナなども良く育つ。

お世話になっていたのは、マリア一家。2人の娘リズとスミ、そして1人の息子ディエゴの4人暮らし。

到着当日バス停までわざわざ迎えに来てくれた。バス停から家までは30分ほど坂道を登った場所にある。この町の名物であるコーヒー味のアイスクリームを食べて、坂道を登り始める。この坂道が中々の急登で、みんなでぜぇーぜぇー言いながら家まで到達。

もともとはマリアのお母さんが住んでいた家だそう。「ほぼ廃墟みたいな感じだったわよ。しばらくはテントに住みながら、ボロボロになっていた家を掃除したの。」とマリア一家。今では立派な日干し煉瓦で建てられた家。

庭にはバラなどの様々な植物が植えられている。

家の中にはガスキッチンもあるけれど、スープやお米などの調理は薪を使って外で調理することも。巨大な石を丸ごと活用したアウトドアキッチン。

家の周辺にはたっくさんのバナナの木やコーヒーが。それに混じって竹も生えている。ちょっとしたトロピカルなジャングル。

バナナと一口に言っても、ここペルーには様々な種類がある。例えばそのままフルーツとして食べられるバナナの種類でもセダ、マンサナ、ロホ、コロラド。調理用バナナではプラタノベルデやマドゥロなど。

せっかくなのでバナナの収穫もお手伝い。ここではバナナの木ごとバッサリと切って、バナナの房を素手でキャッチ。そしてバナナを家まで運ぶのですが、バナナの一房というか、木からなったいっぱいバナナが付いてるやつって結構重い。

この家にいる間はめっちゃバナナを食べていました。調理用バナナを油で揚げたり、バナナケーキを作ったり。

バナナだけではなく、収穫したコーヒーの乾燥や焙煎もお手伝い。まずは天日干し。そしてコーヒー豆の殻を取り除かないといけないのですが、機械なんてないので、この作業が大変。最終的には一粒ずつ手作業で。

そしてコーヒー豆を焙煎する。最初は緑っぽい色をしているコーヒー豆が、

だんだんと茶色になってくる。そしてあのコーヒーの香ばしいアロマも出てくる。

いい具合になった所で、コーヒー豆を取り出す。そしてまだ少し残っていたコーヒー豆の殻を完璧に取り除く作業。ちょっと焦げてる?手が真っ黒。これを顔につけあって遊ぶ(笑)

そしてきれいにしたコーヒー豆を挽いて粉にする。機械はお隣さんにお借りしました。

挽きたてのコーヒーは格別においしい。

コーヒーやバナナだけでなく、かわいい動物たちも一緒に住んでいる。

ワンちゃんが2匹。猫が2匹。鶏に七面鳥、そしてたくさんのヒヨコたち。ウサギにクイ。

この猫ちゃん達が自由すぎて、時には鶏の寝床を奪って、親鳥に代わって卵を温めていることも(笑)

こんな風に動物たちや自然に囲まれて、素敵な家族の一員となって、ゆっくりと流れていく時間。

毎晩眺める夕日もきれいだった。

何か自分にもできることはないかと、ほぼ毎日の料理係を担当。親子丼だったり、鳥の照り焼き、豚の生姜焼きなど簡単にできる日本料理から、チャーハンやピザを作ったり。村にあるレストランのおばちゃんにもピザの作り方とチャーハンの作り方を伝授。

ある日にはカンチャケでお祭り。ペルーでお祭りと言えば音楽とダンスは欠かせない。各チームが様々な衣装に身を包んで踊る。

村の人々とも仲良くなって、ビールを飲む飲み会に誘ってもらったり、サトウキビから作ったカニャソと呼ばれるアルコール飲料に卵の卵黄と砂糖を混ぜた「ロンポぺ」と呼ばれる飲み物を頂いたり。楽しい毎日。

またある日、マリアが「最近家に悪い事ばかり起こっているから、知り合いのシャーマンに厄払いをしてもらう事にしたの。あなたも参加する?」と誘ってもらったので、もちろん同行することに。

まずは家の庭にある、サボテンの一種を切って、沸騰させた水でぐつぐつ煮る。

そしてシャーマンが到着すると、他の薬と混ぜて「サン・ペドロ」と呼ばれる伝統的な薬に。このサン・ペドロはアンデスでは定番の伝統的な薬で儀式などに用いられる。飲むと多少の幻覚作用もあり、そこから将来についてや自分の潜在意識などを見られることも。

この儀式、夜の8:00から始まり朝の2:00まで続いた。目の前には儀式用の不思議な道具がたくさん。貝殻やコンドルの羽などなど。儀式が始まると、鼻からタバコを煎じたものを飲んだり、神聖な木の棒で悪霊を振り払ったり。

儀式の後、シャーマンが一人一人に人生のアドバイス。ちなみに私についてシャーマンがビジョンを見たのは「あんたが一人で料理をしているのが見えるよ。どこかレストランのようなカフェのような」だって。

将来料理関係で働くことになるのか?それはないと思うけれど。

 

カンチャケ周辺の観光地 Los PerolesとLas Lagunillas de Chorro blanco

マチュピチュほどではないけれど、カンチャケもピウラ地方の中ではちょっとした観光地。有名なのは「Los Peroles」という、自然に岩が削られてできたプール。

天気が良い日は地元の人も観光客も、ここに水浴びをしにくる。

ピクニックをする場所もあり、週末はたくさんの人で賑わっている。

Los perolesほど有名ではないけれど、もっと静かで観光客も少ないのがLas Lagunillas de chorro blancoと呼ばれる場所。

山の上流から流れてくる清流が自然に大きなプールになっている。

ここにもピクニックができる場所があり、みんなでご飯を作ってのんびり。

もし万が一カンチャケを訪れることがあれば、ぜひとも訪れてみてください。

おわりに

カンチャケでの滞在を終えた後は、再びペルーの海岸沿いへ。その事はまた次回の記事で。

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